暗闇でできた天井。
存在しているから見れているのではない。焦点が存在の認識を生み、それを見ている。
つまり、「暗闇の天井」を見ているのではない。鑑賞者の焦点の連続性が「暗闇の天井」を認識世界に生み出し、それを見ているのだ。
存在の認識は、鑑賞者が焦点を連続的に当てることができ、その焦点を継続的に保持することによって生まれる。
鑑賞者の認識世界に存在する。我々は、このように物理世界には存在せず、認識世界に存在する作品を「Cognitive Sculpture / 認識上の彫刻」と呼んでいる。認識上存在する時、それは存在である。