Animal Kingdom | teamLab / チームラボ

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Animal Kingdom
終了しました
2023.5.07(日) - 9.03(日)ショーン, Nordic Watercolor Museum

Group Exhibition

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Animal Kingdom
終了しました
2023.5.07(日) - 9.03(日)ショーン, Nordic Watercolor Museum

Group Exhibition

作品

Nirvana

伊藤若冲(1716 – 1800)は、近世日本の絵師の一人。江戸時代中期の京都にて活躍した。若冲は、画面全体を数万もの升の形に区切って升目ごとに彩色する、『升目画』という特異な表現方法を残している。本作品は『鳥獣花木図屏風』や『樹花鳥獣図屏風』をモチーフにしている。
升目画は、どこかコンピュータの機能的制約から生まれたピクセルアートに通ずるところがある。若冲の升目画は、西陣織(京都西陣で織られる伝統的高級絹織物)の制作工程の工業的制約か、もしくは、それに触発されて描かれたのではないかという説がある。ピクセルアートも機能的制約で生まれたが、機能的制約がなくなった現在でも、表現のひとつとして愛されている。升目画に、直感的に感じるデジタル感とは、そんなところではないかと思っている。升目画は、ひとつの升目ごとに何種類かの色彩を使って四角の中に模様を描いており、印象主義や点描主義よりも以前から、視覚混合の光学現象を意識して表現しているかのように思える。
 
本作は、仮想の三次元空間上で動植物を立体物として動かし、その空間を「超主観空間」によって映像作品にしている。
そして、三次元空間上の色を、画面の升目ごとに、升目の中の何重にも描かれた模様によって分割し、彩色している。たとえば、ある升目の模様が赤と青で彩色されていたら、その部分は三次元空間上では紫だった部分である。
画面の升目が固定されたまま空間は動いていくので、升目内の彩色は空間とは違う時間軸でうごめく。遠くで全体を見た時、視覚混合による鮮やかな色彩は、遅い時間軸で動いていく空間の動植物の世界。近くで凝視した時、升目ごとに細かく描かれた模様によって分割された色彩は、速い時間軸で変化していく世界。ふたつの時間軸が共存する。
 
部分によっては、升目が升目内のもっとも多い色で塗りつぶされ、抽象的な世界を構成する。動植物は空間上で動くが、画面内で固定化された升目によって抽象化される。ピクセルアートとはまた違う新たな視覚表現をつくっている。
また、空間上で動いている立体の動植物を、三次元の固定化された升目で抽象化した新たな視覚表現の立体升目画のアニメーションも織りまぜている。

生命は生命の力で生きている II / Life Survives by the Power of Life II

《生命は生命の力で生きている》は、地震と津波、原子力発電所事故が重なった東日本大震災が起きた2011年に発表した。本作は、2011年の発表後も制作を続け、10年をかけて、1年を通した草花の移り変わりが繰り返される作品として新たに作り上げた。
自分と環境は、二つに見えても、実際には一つであり、切り離すことはできない。分断の反対とは、別々のものを統合することではなく、二つに見えるものがもともと一つであることに気づくことかもしれない。
自然の恵みも脅威も、文明の恵みも脅威も、連続的でつながっている。どこかに絶対的な悪意があるわけでもなく、かといって、きれいごとだけではすまされない。わかりやすい解はなく、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況の中で「生きる」ことを肯定したい。生命はうつくしい。
そして、生と死もまた、二つに見えるが、実際には切り離すことができない。長い時間の中で、生は死によって支えられ、死はまた新たな生を支えながら、生命は連続してきた。
本作では、生命や生きることを意味する「生」を、空間に立体的に書いている。生命の痕跡を想起させる墨跡としての「生」の上に、数百を超える草花が生まれ、咲き、散り、移り変わっていく。
「超主観空間」によって描かれた本作では、画面は作品世界と鑑賞者のいる空間を分断する境界にならない。作品空間は画面を超え、鑑賞者の身体がある空間と連続する。焦点は無限に存在し、画面のどこを切り取っても空間として成立する。細部のすべてが絶えず変化し続けているため、視線は一点に留まることなく動いていく。
鑑賞者は、視線を動かすことで、時間とともに変化していく作品世界をそのつど再構成し、自らの中に絵画空間をつくり上げていく。

花と屍 剝落 十二幅対 / Flower and Corpse Glitch Set of 12

12幅からなり、「自然と文明の衝突、循環、共生」をテーマにした絵物語。

コンピューター上の3次元空間に立体的に作品世界を構築し、「超主観空間」で映像化している。表面が剥落し、作品の裏側が浮かび上がる。

コンピュータでは、三次元の物体の形状を、網目状の線の構造で記述された抽象的で高次の情報で表現する。つまり、三次元で描かれているものは、その表面を剥ぐと、網目状の線の集合でできている。本作品では、表面を剥ぎ、制作プロセスを垣間見せている。

1:花と屍 剝落 十二幅対 「都と貴族」
栄華極まる都。光源氏は、きらびやかな色彩の中で生活を送っていた。
2:花と屍 剝落 十二幅対 「繁栄と厄災」
都で、厄病が流行る。厄病の原因を探るため、光源氏は厄病を辿って、都の外へと旅立つ。
3:花と屍 剝落 十二幅対 「山の民と祭」
厄病を辿ると、山の村へ行き着いた。村では自然の恵みを祝い、祭りが行われていた。

4:花と屍 剝落 十二幅対 「森と日常」
祭りが終わり、日常に戻った村では厄病の影響を受けながらも、人々は果敢に生きていた。人々は木々を切り文明を発展させ、またさまざまな自然の恩恵を受けながら、豊かに暮らしていた。

5:花と屍 剝落 十二幅対 「神木とヤマタノオロチ」
山の村は、都でのさらなる発展のために多くの材木を依頼され、山の奥深くの巨木を切り倒すことになった。巨木を切り倒すと、突如そこからヤマタノオロチが現れる。ヤマタノオロチは怒り狂い、大雨を降らして洪水を起こす。

6:花と屍 剝落 十二幅対 「ヤマタノオロチと森の神々」
山の村の家々をなぎ倒し、暴れまわるヤマタノオロチに続き、森の神々がやってきて次々と人々を襲い始める。

7:花と屍 剝落 十二幅対 「戦場と兵器」
山の村は、武士に依頼し、山の村に武士の集団がやってくる。武士達とヤマタノオロチや森の神々との戦いがはじまる。
8:花と屍 剝落 十二幅対 「勝利と破壊」
武士達は、火矢などの文明を駆使し、激戦の末、武士の集団が勝利を収める。
9:花と屍 剝落 十二幅対 「荒野と飢え」
後に残ったのは燃え尽きた森の残骸。山の村は自然の恩恵を失い、飢えを予期し絶望する。

10:花と屍 剝落 十二幅対 「花と屍」
光源氏は、ヤマタノオロチや森の神々の屍に囲まれ呆然とする。困った光源氏は、ヤマタノオロチの屍に種をまいてみる。そうすると、屍から芽が出て、みるみる花々が咲いていく。その花々は、樹木に成長し、森が作られていく。

11:花と屍 剝落 十二幅対 「森と祭」
山の民たちは、森の恩恵をまた受けることができるようになり、文明を発展させながらも、森と共に生きていく決意をし、山の村ではまた祭りが行われる。

12:花と屍 剝落 「十二幅対 都と祭」
都では厄病が少し落ち着き、原因はよくわからないままだが、めでたいということで祭りが行われる。
チームラボについて
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。 チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。 チームラボの作品は、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、オーストラリア国立美術館(キャンベラ)、アモス・レックス(ヘルシンキ)、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、アジア美術館(サンフランシスコ)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)などに収蔵されている。 teamlab.art Biographical Documents
Animal Kingdom
This exhibition features works by 14 artists and art collectives drawn from five centuries and includes masterpieces of biological illustration in watercolour as well as highly provocative contemporary art in a variety of media. Together these illuminate our shifting understanding of the forces that shape the natural world and our understanding of our own place in it.

The exhibition is underpinned by Systema Naturae, Carl Linnaeus’s revolutionary and seminal book about the intricate flora and fauna of our planet. His classification system inspired some of the best illustrators in art history, whose depictions of the diversity of plants and animals navigated the territory where art and science meet. This exhibition explores the legacy of biological illumination, an art form traditionally developed in the pre-photographic era using watercolour media. Watercolour was the medium of choice because its convenience made it appropriate for artists to take with them into the field for making direct studies from nature. One goal for the exhibition is to make note of the philosophical reach that is linked to biological illuminations while we celebrate the aesthetic value of the watercolours themselves.

The historical works are presented in dialogue with modern art that profoundly portrays the great challenges of our time. The contemporary artists in this exhibition reflect a profound shift in perspective in philosophically provocative and conceptual ways. Some evoke the spectre of extinction, but instead of reductively conjuring visions of a hell-scape, their work expresses more personal meditations on multiple alternative trajectories for ideas that generate holistic thinking. Some present more poetic responses to the legacy of Linnaeus and the collecting practices of early naturalists, while others hold up a mirror to our tendency to run away from acknowledging our problems that are caused by everyday human addictions.

Participating artists: The Rudbeck Family (17th–18th century), Maria Sibylla Merian (1647–1717), Barbara Regina Dietzsch (1706–1783), John James Audubon (1785–1851), Magnus & Wilhelm von Wright (1805–1868 & 1810–1887), Ernst Haeckel (1834–1919), Walton Ford (b. 1960), Mark Dion (b. 1961), Christine Ödlund (b.1963), Astrid Svangren (b. 1972), Carlos Amorales (b. 1970), Nathalie Djurberg & Hans Berg (b. 1978 & 1978) and the art collective teamLab (founded in 2001)

会場情報

Animal Kingdom

会期

2023.5.07(日) - 9.03(日)

休み

月曜日

アクセス

住所

Nordic Watercolor Museum
Södra Hamnen 6
471 32 Skärhamn